棒倒しその後2
「・・・・逃げ出したい気持ちでいっぱいなんですけど・・・・・・・・・・・・・・・・」
「十代目、がんばってください!!貴方の勇姿を見守っていますよ下から!」
「・・・ありがと、獄寺君・・・・・・・・・」
頬を赤らめて言う獄寺に、もはや遠くを見るような目でツナは返す。
流れに流されて、もう騎馬戦の時間になってしまった。
逃げて罵声を浴びるか、負けて罵声を浴びるか、ツナが考える暇もなく了平に連れて行かれてしまったのだ。
ツナの頭には総大将のハチマキの他にもう一本騎馬専用のハチマキ。
何でこうなったんだろう・・・・・いつものようにと言えばいつものように、ツナは思いを馳せた。
グラウンドに引かれた円の中に、騎馬を組んだ状態で入っていく。
「ツナ軽ぃから楽に動けるなー」
「うむ、それにより素早い動きが可能になるのだ!!!」
「は・・・ははは・・・・・・・」
後ろの山本と笹川兄の言葉に、もう笑うしかない。
山本の提案により騎馬の陣形は先程とは変わって、獄寺が前になり、後ろに山本、了平と続くものになった。
理由は簡単。獄寺を後ろにすると隣と喧嘩を始めて確実に内部崩壊するからである。
この陣形に大変満足しているらしい了平が3人に言ってくる。
「作戦の説明をするぞ!」
「あ?作戦なんてあんのかよ」
「うあっ、あああ」
後ろからの声に獄寺が眉根を寄せた。
了平の腕がツナの太股を乗せたままぐっと拳を握る。
ツナは内股がもぞもぞしてくすぐったくて仕方がない。
「ある!まず、敵の集っている所にやみくもに突っ込む!!」
「いいのかそんなんで!?」
「ていうか作戦ならもうちょっと声を抑えたほうが・・・・・・・・・」
「そして敵を蹴飛ばして打ち崩す!!!完璧な作戦だ!」
「お兄さん完璧の意味知ってますーー!!?」
ツナがたまらず上から叫ぶが、了平はきっぱりと言い切った。
「大丈夫だ!!!!」
「根拠を!せめて根拠を説明してくださいぃぃ!!」
「いいじゃん、もー逃げらんねーしイこうぜツナ」
「逃げらんねーってのがまた嫌だ!!」
お気楽な山本の笑いが、どんなにツナを安心させつつも不安を掻き立てたことか。
そうこうしている間に他の組の選手も揃う。強そう(少なくともツナから見て)な男たちが騎馬を組んで睨みあう光景は、ツナにとって怖い以外の言葉が見つからない。
そして男たちの視線がこちらに集っているのに気づいた。
殺気立った目で射られているのはツナである。
「ありゃーA組の卑怯な大将じゃねぇ?」
「何だ、負けたらトンズラして今頃ノコノコ現れやがって・・・」
「今度こそ引き摺り下ろしてやるぜ・・・」
「どさくさにまぎれて・・・・・・!!」
「なっ・・・なんか俺・・・・・・・・・・ヤバイかも・・・・・・・」
耳に届かずとも分かる只事じゃない雰囲気(一部違うが)に、ツナは声を震わせる。
だからグラウンドに戻りたくなかったんだ、と今更になって後悔してしまう。
「十代目ッ!!」
「な、何?」
肩に乗るツナの手にご機嫌だった獄寺が、上を向いて呼びかけてきた。
片目を瞑ってニカッと笑う。
「ご安心ください、俺の命に代えてでも十代目は護り通しますから!!」
「・・・!!」
ツナはその笑顔を見て、なんだか妙な安心感を覚える。
ああそうだ、さっきの棒倒しの時だって3人があの勢いでやってくれたんだ。
それにいざというときはきっと獄寺君が護ってくれる。
他力本願だなあとは思った。だがこれはきっと、頼りになりすぎる仲間達のせいなのだ。
騎馬戦審判の先生がピストルを高く掲げる。
はたと、ツナは一番まずいことに気がついた。
「そういえば騎馬戦なんかに命を懸けるなよ!!!!」
パァン!!
絶叫と開始の合図は同時だった。
うおおおおおおおと誰とはなしに叫び声を上げ、次々騎馬が発進する。
「う、うわっ!!何体かこっち来る!!?」
やっぱり怖くて獄寺の肩に乗せた手にきゅうっと力を込めるツナ。
しかし下の3人を見下ろしてみれば、バックに宿る黒き炎。
やる気満々にも程がある。
「ツナ、しっかりつかまってろ」
「え?」
「できれば歯も食いしばっておけ!!舌を噛まんようにな!!!」
「えええ!?ていうか皆さん、目、コワ・・・!!!」
「十代目、号令を!」
「号令?・・・・・・え、えーっと、突撃ー」
瞬間、適当に合図を出したことをツナはしまったと思う。
ガックンと上半身が騎馬の急な発進についてゆけずのけぞった。
騎馬から転げ落ちそうになって獄寺の首っ玉にかじりつく。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!?」
さすがは重戦車と称された最強騎馬。死ぬ気じゃない人間が乗るにはいささか動きが激しすぎる。
重戦車は人一人乗せているとは思えない猛スピードで突進し土煙を上げる。
ツナを狙って駆け寄ってきた騎馬たちがいっせいに青ざめたのを、ツナは獄寺の髪の隙間から見た。
会場の人間が一斉に「ありえねー!!!」と叫んだ。
「さあ沢田、どいつから獲る!!?」
「とる!!?」
了平の声にツナは慌てて声を上げる。
ていうかこの人たちなんでいちいち俺の指示を仰ぐんだ!!?
ぶっちゃけ振り落とされないのに精一杯でそれどころではなかったが。
「じゃ、じゃあ一番近い敵・・・」
「死ねぇぇぇぇ!!!!!」
ずどごばきゃっ!!!
面白いくらい聞いたことのない効果音がした。
獄寺たちが『一番近い敵』の騎馬を蹴散らした音だと気づいたのは、その敵とやらが宙に舞って空中分解したときだった。
あまりの強烈さに声も出ないツナである。
下で了平が「むう、手が使えん」と呟いたのが心の底から恐ろしいと思った。
そしてある意味、吹っ切れた。
「・・・もーその辺のやつ全部片付けちゃってください」
「分かったぜ、ツナ!」
「うおおおおおあああああああ!!!!!」
「極限!!!!!!!」
テキトーっぽいツナの命令に、重戦車はどんどん敵を粉砕してゆく。
ゴミみたいに空に散っては地面にドサドサ落ちてゆく騎馬戦選手達。
その屍(死んでないけど動かない)を乗り越えて戦車は進む進む。
必死で獄寺にしがみつきながら、やられるのを心配してた俺がバカみたいだと、ツナは思った。
ただ遠くから聞こえてきた念狂的なA組の応援が嬉しい。
騎馬戦に勝てば、皆に嫌われずにすむだろうかという考えが頭を過ぎる。
「が、がんばって、3人とも!!」
ツナも何も出来ないのだからと応援した。
その声が耳に届くたびに、怖いほど勢いを増してゆく3人であった。
しばらくすると、グラウンドはB組C組の生徒がばたばた倒れる途方もなく不気味な場所になっていた。
倒したのはすべてA組大将とその仲間たち。
「いいぞーっ!!そのまま勝て!!」
「ていうかもうこれ勝ちじゃね!?」
「キャー獄寺くーん!!!」
一人疲れている大将を尻目に、A組の生徒は喚起に湧いていた。1対2にしろ、棒倒しで負けたことを皆悔しく思っていたのだろう。
「他に殺されてーやつはいねーのかぁ!!?」
「もっと来い!!まだまだ暴れ足りんぞ!!!」
「ツナ、ごくろーさんv」
「いや・・・・・山本たちこそ・・・・・・・・・・」
まだまだ余裕な自分を支える3人に、この人たちが味方で本当にほんっとーによかったと思った。
騎馬の上から見回してみれば、ツナたちの通った経路が一目で分かる。
通った所にはもれなくB・C組の生徒が
この世のものとは思えぬ恐怖を体感したような表情で倒れているからだ。
白目をむく者、ピクリとも動かない者、うわ言のように「嫌だ、まだ死にたくない、まだ死にたくない」と呟く者・・・
(これは・・・!!違った意味でまた問題になるような・・・!!)
まさに戦場という言葉がしっくり来る。ツナはいろんな意味で戦慄した。
と、そこで気づく。
「あれ?」
「どーしたツナ?獄寺に性的嫌がらせでもされたのか?」
「違うッ!」
「その言葉テメェにそっくりコピーして返すぞミスターセクシャルハラスメント!!」
下の方で吠えている獄寺は気にしないことにして、ツナは続ける。
「あれだけ敵倒したのに、A組の人が俺たち以外残ってないよ・・・!?」
「何ッ!!?」
「ヒョホホホ!それは俺たちの騎馬が全部倒しちゃったからだよ〜〜〜〜〜!!」
聞き覚えのある声。ツナは嫌な予感がして前方を見た。
案の定。
中学生離れした体格の相撲部主将、今日はC組総大将として戦うはずだった、高田センパイ。
その人が、一騎残った敵の騎馬の先頭にいるではないか。
ハチマキをつけて騎馬の上に乗る人が、高田センパイのあまりのでかさにほとんど隠れてしまっている。
「嘘・・・!!あの人復活しちゃったの〜〜〜!!?」
「さっきはよくもやってくれたね〜〜〜〜!!!手下に俺を殴らせるなんて、ちょっと油断しちゃったよ〜〜〜」
「ち、違っ・・・・・!」
どうやらこの人もツナが命令したものだと信じきっているらしい。
ツナは涙目で小さく講義した。したところで取り合ってはくれないのだが。
ツナが乗る騎馬と、高田センパイが先頭の騎馬。A組とC組。これが最終決戦となるだろう。
相手の騎馬は高田センパイを筆頭にゴツイ男たちで構成されていた。
ツナを筆頭とするこちらの騎馬が華奢に見えるほどに。
ま、負けそう、と胸中焦るツナに獄寺が話しかける。
「さすがッスね十代目!!」
「え、何が?」
「何って、手下に命令してあいつをブッ飛ばしたんでしょう?ナイス策略ッ!でも手下って誰です?」
「うわあああーー!?本格的に忘れちゃってるよこの人ーーーーー!!!」
「でも闇討ちするんなら今度から俺に言ってくださいね!俺だったら再起不能なくらい、いやむしろ骨も残しませんから!!」
「見えない相手にライバル心燃やすなっ!!あの人獄寺君が今日蹴っ飛ばしただろ!!?」
「・・・・・・・・・・?」
「やっぱり覚えてないーーーーーーー!!!」
しかも相手に丸聞こえである。
慌ててツナは了平のほうを見下ろした。
「お兄さん確か同学年だったし、同じ総大将同士、覚えてますよね!!?」
「誰だ!!?」
「うおい!!?」
「・・・ヒョ、ホホホ・・俺の名前を思い出せないってのか〜〜〜!?」
「すまんが名前どころか存在から思い出せん!!!」
「相手が気絶するほど殴っといてその言い草!!!?山本は分かるよねあの人!!」
「あ〜〜・・・クッキングクラブの豚林センパイだっけか?」
「うわすっごいテキトーだーーーーーーーーー!!!」
全滅だった。
高田センパイが怒りに震えているのがツナからもよく分かる。
そりゃそうだろう。殴られた相手に誰だとか言われれば。
焦るツナの予想通り、相手の騎馬が走り出した。
「畜生〜〜〜相撲で培ったブチかましを受けてみろ〜〜〜〜!!!」
「や、やばいよ!!逃げよう!!!」
「分かりまし・・・・・・・・なッ!?」
その突進は今までの相手の比ではない。
獄寺の首につかまり号令を出したツナに従おうとした3人だった。
が、足が動かずそれは遮られる。
慌てて下を見てみると、先程ブッ飛ばしたC組の連中が3人の足を掴んでいた。
これでは逃げることが出来ない!
「やっちゃって下さい・・・・・高田さん・・・・・・・・」
「離さんか!!負け犬ども!!!」
「おい、反則だろこれは!?」
「ヒョホホホホ!!死ね〜〜〜〜〜〜!!」
「うわあああああ!!?」
ドガアッ!!!!!
強い衝撃が襲って、ツナは意識が飛ぶかと思った。
足を離された3人が散り散りになって吹っ飛ぶ。先程の了平達の蹴りを上回るようなパワーだった。
観衆がアッと息を呑む。
「ヒョホホホ、俺らの勝ちだね〜〜〜〜これは!!」
ドサッ!ズザッ!!ザザアッ!!!
それぞれ離れたところで獄寺・山本・了平が着地する。
ツナはというと・・・・
「し・・・死ぬかと思ったあ・・・・・!!」
「十代目、ご無事で!!?」
「うん、たぶん獄寺君のおかげ・・・・」
獄寺の背中にまだへばりついていた。
首に腕を回して体を密着させ、足を縮めている。
騎馬はバラバラになったが、必死だったツナは獄寺にしがみつく腕だけは離さなかったのだ。
「獄寺ッ!ツナは!?」
「地面に落ちたか!!?」
「いや・・・・大丈夫だ」
地面に落ちてはいないから失格ではない。
獄寺は山本と了平に返事をして、ツナの足を両脇に抱える。丁度ツナをおぶるような格好だ。
そのまま、二度目の突進を始めたC組騎馬に立ちはだかる。
「わあっ・・!?獄寺君、まさか」
「まだやれますよ」
背中に感じる体温に鼓動を早くしながらも、獄寺はニッと笑った。
ツナは何も言わず獄寺にしがみつく腕に力を込める。
もう獄寺に任せるしかなかった。
例えそれが無茶なものだと分かっていても。
「十代目は俺が護り通します!」
叫ぶ。
高田センパイが迫る。獄寺の目が鋭くなったのは、ツナには見えなかった。
「死ね〜〜〜〜〜!!・・・え?」
「テメェが死ね」
騎馬の突進を横に避けて短く吐き捨てた。
獄寺はそのまま右足をひょいと突き出す。高田先輩の足が見事に引っかかり、
勢いのままC組の騎馬が宙に浮いた。
「ブヒ〜〜〜〜!!?」
「「「ぎゃああああああああああああ!!?」」」
あとは見るまでもない。
獄寺が一息つく間に、C組の騎馬は高田センパイを先頭にすッ転んで回転しもみくちゃになって地面に叩きつけられた。
騎馬に乗っていた男は一番遠くまで飛ばされて地面に体を打ち付ける。
パアン!!
「A組の勝利!!!」
審判の宣言がグラウンドに響く。
ワアアァアァァァッっと、一瞬遅れで大きな歓声が湧き上がった。A組の生徒たちが飛び上がって喜ぶ。
予想しえなかった決着のつき方に観客も生徒たちも驚いた。
オマケに獄寺ファンクラブが数名失神したりしていた。
「十代目」
「ふぇ?も、もう終わったの?」
「ええ。俺らの勝ちですよ」
「本当!?」
ずっと目を瞑っていたらしいツナが恐る恐る目を開ける。
獄寺の背から降りると、
そこには自分達に送られる歓声が在った。
「・・・・・・!!」
「貴方を護り通せて、よかったです」
「ツナッ!!」
「沢田、獄寺!!よくやったぞ!!!」
山本と了平が走りよって来る。
それを見て、ツナは嬉しかった。山本たちに怪我はなかったらしい。
良平に背中をバシバシやられたり山本に髪をわしゃわしゃなでられながら、ツナはやっと、笑顔を見せた。
「皆、めちゃくちゃすごかったよ!!かっこよかった!!!」
その満面の笑みは極上で。
すりむけた傷もこの笑顔で治ってしまうのではと、3人は思ったりもした。
「十代目〜〜〜ッ!!光栄で至福で最高であああああっ」
「獄寺、喜び過ぎだって!」
「ごめんね、俺応援するしか・・・」
「自信を持て沢田!!お前が最後まで勝利にしがみついたからこその結果だ!!!」
「う、うん・・・あ、あのさ!!本当にかっこよかったよ!!山本もお兄さんも・・・」
山本が手を伸ばして、ツナをスッポリと抱きすくめる。
「ツナーーーーーーッvvv」
「うわっ!!!何すんの山本!!!」
「嬉しーこと言ってくれるじゃねーか!」
「ああああ゛ッこんの天然セクハラ達人この期に及んでーーーーッ!!!」
「あ・・・ていうかここグラウンドのど真ん中だぞ!!!離せよーーー」
「山本、次は俺に回せ!!」
「お兄さんもスタンバらない!!!」
全校生徒の前というのもあり、ツナは顔を真っ赤にして叫んだ。
とまれ、喜びに沸き返る観客たちの声は心地よい。
ちょっとは汚名を挽回できただろうか。
俺は何にも出来なくて、ただ掴まってただけだけどな・・・と思いつつも、ツナは純粋に嬉しかった。
「あの〜」
はしゃいでいた4人に、体育委員が声をかけた。
「ンだコラ!!?今十代目を全身全霊でお祝いしてる所だ部外者はその辺の穴に埋まってろ!!!」
「獄寺君誰にでも噛み付くの禁止!!!ていうか穴ないよ!!?」
慌てて獄寺を止めに入るツナ。
やっぱりこうなるのなーと思いつつ、山本が対応する。
「すんません、どうしました?」
「遺体の撤去を行いますので・・・ちょっと退いててもらえませんか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すんません」
そういえば周りは自分たちがブチ倒した騎馬戦選手だらけ(しかもみんな動かない)。
どうしようこれウフフとか既に投げ出したい気持ちらしい体育委員会に小さく謝って、4人はグラウンドを出た。
戻ってみればA組の人たちが集ってきて、口々に活躍を賛美する。
「やったじゃねーか!!」
「マジ、勝っちまうし!なんだよあの勢い!!」
「すごい!すごいよ!!!」
山本や了平の周りには人垣が。
獄寺の元に女子たちが走り寄ってくる。
ツナはハッとして獄寺を見た。
そうだ、言いたいことがあったんだ。
今ちゃんと言わなきゃ!
女子が獄寺を取り囲むその前にと、ツナは獄寺のTシャツを引っ張った。
「ねぇ、獄寺君」
「なんです?」
「みんなかっこよかったけど、獄寺君が一番だったよ!」
「・・・・・・・・・!!!!!!」
獄寺の目が見開かれる。
一番。一番といったのだ。ツナが。主人が。一番好きな人が。
「最後とかあんなにあっさり勝っちゃうし。おんぶしてまで俺のコト護ってくれて・・・・・・」
「ツーーーーーナさああああああああああん!!!!」
「うおわ!!?と、とにかくありがと!!」
言葉を続けようとしたツナはハルのタックルに遮られる。
少し遅れて、獄寺を女子が取り囲んだ。ファンクラブ会員たちにキャーキャー言われる中、
「十代目・・・・が・・・・・・・・俺を・・・・一番・・・・・・・・・・・・・・!!!」
獄寺はしばらくの間、その声すら聞こえなかったという。
終
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13100HITキリリク「ツナ総受けギャグ 体育祭ネタ」でした。
いなば翼様、リクありがとうございました!!!
ホントにもう無駄に長くて申し訳ございません。
もうおなじみ(?)の捏造100パーセントです。色々すみません。
獄ツナオチ・・・出来てたでしょうか?←かなり心配・・・
こんなんでよかったらどうぞ!!苦情は受け付けておりますので・・・;
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